――壊してしまったのは、私なんだから。ウタの気持ちに気づいていながらも、その気持ちをどう扱ってあげたら良いのか分からずに、はぐらかしたままにしていた薫瑠。しかし […]
ウタの気持ちを受け止め、その上で「その気持ちには応えられないし受け取れない」と言った薫瑠。ウタはその言葉に涙し、覚悟を決めて家を出ていくのだった。そしてウタがい […]
ごくごく平凡な高校生、鳴瀬ウタには、人には言えない秘密があった。それは、実の兄のお嫁さんである薫瑠に恋をしていること。決して実らない恋だけど、日々の営みが嬉しく […]
初恋が終わった。――それでも、私の心は前を向くことを許してはくれない。留めていた恋心を開放したウタ。しかしその結果、ウタの初恋はあっけなく終わってしまった。行き […]
――このくすぶった気持ちの名前を、私は知っている。怜一と璃沙子を見て動揺し、歩道橋から落ちてしまった薫瑠。幸い怪我は足の骨を折っただけで済んだものの、この一件か […]
ついに薫瑠に対して自分の気持ちを打ち明けたウタ。しかし、勇気を振り絞って伝えた言葉ははぐらかされ、進展することも、諦めることも叶わぬまま、ウタはまだ自分の気持ち […]